駆除したミツバチの蜜を食べられるのか

ミツバチはハチの種類の中でも人間に害を与える危険性の低い種類です。しかしハチですから、当然自分たちの身に危険が及ぶような事態が起これば、人間を攻撃してくるでしょう。

スズメバチなどの種類と違ってミツバチの針は毒性が低いものの、大群で襲われてしまうとやはり危害が大きくなってしまいます。

ミツバチよほど近くに近づかない限り人間を襲ってくることはありませんが、巣に使づいてくるものに対しては巣を離れていくまで執拗に追いかけてきます。しかも一つの巣に対して数万匹もミツバチが存在することもあるため、それだけのミツバチに集中攻撃を受けてしまったらそれこそ大変なことになります。
(参考:人に危害を加えるからこそ害虫と呼ばれるのである

bee_001ハチの針自体に毒性は少なくても、一度に大量のハチに刺されることによってアナフィラキシーショックが出てしまうことがあるのです。よってやはり巣を見つけたら他のハチと同じようにすぐに駆除するのが望ましいでしょう。

ミツバチを飼育してハチミツを採取している業者がありますが、自然に巣をつくったミツバチに関しても、巣に蜜がたまっています。もしもミツバチの巣を駆除してそこにハチミツが残っていたとしたら、そのハチミツを食べてもいいものなのでしょうか。

たとえハチミツが残っていたとしても、養蜂場で管理して飼育されているハチミツとちがって衛生面など不安が残ります。

基本的には駆除したハチの巣のハチミツを食べても問題はありません。販売されているハチミツよりも純度が高く添加物なども使われていませんので却って安全かもしれません。またハチミツ自体に強い殺菌作用がありますので、有害な菌もほとんどないでしょう。