人に危害を加えるからこそ害虫と呼ばれるのである

台所でたまに見かけるゴキブリというのは気持ちが悪いものです。とてもカブトムシやクワガタのような愛着心というのは持てそうもありません。もちろん大人になった今では、カブトムシやクワガタに対しても子供の頃のような愛着心というのはありませんが。ところで、そんな嫌われ者のゴキブリであっても、弱肉強食の自然体系の中で必死に生きている生き物でもあります。彼らは彼らなりに、汚い所や食べ物のカスが落ちている所を住処とするような本能に基づいて生きているだけなのです。その代り、人に危害を加えるからこそ害虫と呼ばれているのも事実です。

ちなみに主婦の方々の敵ともいえるゴキブリは、蜂のように人を刺したりすることはありませんが、食中毒の原因ともなるサルモネラ菌や大腸菌・チフス菌などのウイルスを媒介するといわれています。ただしゴキブリ自体は、油のようなもので全身がコーティーングされているので、それらのウイルスに自分が感染することはないようですね。その代りゴキブリが出没するような台所でお酒に酔ってうっかり寝てしまうと、ゴキブリに噛まれてしまうかもしれませんね。そうなると、噛まれた傷口からウイルスに感染する可能性もあると思います。

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主な害虫の性質や行動特性について

一方、人に直接危害を加えるような害虫もいます。例えば、軒下などにはスズメバチが巣を作っていることがあります。そんな場合には、スズメバチに刺される可能性も高くなるでしょうね。とくに子供さんなどは、軒下で近所の子とよく遊ぶことがあります。従って、時にはスズメバチに刺されてしまうかもしれませんね。あるいは、家の中に大きなムカデが侵入してくる場合もあるでしょうね。もちろん、近頃の住宅というのは密封性が高いので心配いりませんが、私が子供の頃は家がオンボロだったので、板の間の隙間からよくムカデが侵入してきました。このムカデは噛まれるのも嫌ですが、見た目もグロテスクで気持ちが悪いものです。
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