害虫にも益虫にも成り得るアンビバレンツな虫について

害虫にも益虫にも成り得るアンビバレンツな虫といえば、身近なところではクモやヤモリがいると思うのです。一般的には農作物を食べるような害虫を捕食してくれたり、家の中にいるコバエやハエを捕食してくれます。そういう意味では、益虫の部類に属する虫といえるのかもしれませんが、どう見ても見た目がよいとはいえません。そうした見た目が悪いとか気持ち悪いという虫を不快害虫と呼ぶのだそうです。従って益虫でありながらも、その反面では害虫ともみなすことができるということになると思うのです。

bee_076それにクモの場合には、見た目どころか家の中にクモの巣を張り巡らしてしまいます。そうなると、ただ見た目が悪いというだけではありません。正直言って厄介な虫ともいえます。確かにクモの巣を張ってくれることで、それに引っかかった虫を見ていると、まるで粘着シートの仕掛けに貼りついている虫と同様です。お金を出してわざわざ虫取り用の粘着シートを買ってくる必要もありません。その代りクモの巣が張り巡らされたような家には、恥ずかしくて人を招待しようとも思えません。さらには、クモの巣に引っかかる虫の中には、ミツバチもたまにいるようなのです。ちなみにミツバチといえば、蜂蜜を作る上においてはなくてはならない益虫の代表ともいえる虫でもあります。

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その他にも、台所でたまに見かけるゲジゲジもゴキブリを捕食してくれるようですね。そうしたことから、益虫の部類に属している虫なのだそうですが、このゲジゲジも見た目がよくありません。従って、益虫とはいいながらも不快害虫でもあると思うのです。それに見た目はムカデの子供なのでは?と勘違いしてしまうほど似ているところがあります。まあ!ようく見てみるとムカデとは全然違うのですが、私はぱっと見!ムカデかとよく思ってしまうのです。それくらいに、幼少時しょっちゅうムカデを家の中で見かけたのでトラウマになっているのです。